特別高圧電力

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特別高圧電力とは、大規模な工場で大量の電力を消費する場合に用いられる用語です。
 では、何故電圧が高いと、大規模な工場で消費する大量の電力をまかなえるという事が言えるのでしょうか? その答えは電圧と電流と、そして抵抗の関係性から説明できます。
 平たく書けば、電圧というのは電気を送るために掛ける圧力のこと、電流というのは電気の流れる量のことです。そして抵抗というのは文字通り、電流を流す時に掛かる抵抗のことなのです。つまり、大量の電流を流そうとすればするほど、それだけ電流を流す時に掛かる抵抗も大きくなるのです。
 ならば、大量の電流を流すためにはどうすればいいのでしょうか?
 結論から言ってしまうと、電流を流す時に掛ける圧力を…つまり電圧を上げてあげればいいのです。そうして作り出された、一般家庭で用いられるものからは考えられないほどの高圧電力(具体的には6万ボルト)が、特別高圧電力なのです。

 今度は、特別高圧電力を利用するのに必要な設備、それと条件について説明して参りましょう。j前提条件として、特別高圧電力を購入することとなるのは、原則として使用最大電力量が2千kWを超えるケースになります。
 特別高圧電力を利用する場合、まず送電線を鉄塔で直接工場などの大型設備内の変電所へと引き込んで貰う必要があります。その鉄塔一つを建てるにしても、億単位の費用が掛かるのです。
 更に変電所をはじめとした各種設備を維持するために、専門の技術者を自前で用意する必要があるのです。これらは、いずれも工場などの電力消費者にとって大きな負担となる事です。
 勿論、それだけの投資をするメリットも確かに存在しています。特別高圧電力の方が電力量料金単価が安く、また特別割引も存在していますので、通常ですと3年から5年で設備投資を回収しているケースが多いのです。
 ただ、これには例外も存在しています。電力会社側の都合にもよりますが、変電所をはじめとした設備の維持・管理が困難な場合においては、最大3千kWまでは6千ボルトという一般的な電柱から引くことのできる電圧の電気(高圧電力)が買える事もあります。

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