完全自由化

Pocket

2016年、日本で電力完全自由化が行なわれます。
これは段階的に自由化が進められてきた電力ですが、現在、電力会社にしか認められていない家庭などへの電気の供給も自由化され全てのお客さまが契約する事業者を選ぶことができるようになるということを指しています。

■ 電力完全自由化って何?

電力自由化は使用する電気の電圧(V)と容量(W)によって段階を経て進められてきました。

1. 2000年に電気を大量に使う大規模工場やデパート、オフィスビルなどいわゆる「大口顧客」向けの「特別高圧」契約が自由化されました。
(電力量の27%)

2. 2004年からは中規模工場やスーパー、中小ビル向けが自由化され、さらに2005年4月からは契約電力が50キロワット以上の小規模工場向けについても自由化され、「高圧」に分類される契約はすべてが自由化されました。
(電力量の14%)
2005年には電力量の23%が自由化されています。

3. 残りは家庭用やコンビニエンスストアなどの商店向けに販売される「低圧」として分類されている契約です。
2016年にはこれらの「低圧」家庭用電力も自由化されることになっています。
(電力量の36%)

これによって日本の電力市場は、完全自由化されることになります。

4. 2018~2020年までは小規模需要家は規制料金を選択可能となります。
2020年からは発送電の法的分離や料金の全面自由化が行なわれる予定です。

■ 電力完全自由化の目的

電力事業者が実質的に競争することによって顧客にとってサービス向上につながったり、より安く家庭に見合った電力事業者や料金プランを選ぶことができるようになることです。
たとえば電力会社以外の分野の会社が参入することによって、電気、電話、インターネットがパッケージになりお得なプランが提供されるようになるかもしれない、などというのも一例かもしれません。

電力自由化の項目としては発電の自由化、小売の自由化、送・配電の自由化・発送電分離があります。
言い換えると、電力供給事業者になるための門戸が開かれ、任意の供給事業者から電力を購入でき、今ある送・配電網を使い、誰でもどこへでも電気を送・配電できるようになるということです。

電力が完全に自由化されることにより、低圧である家庭用電力も、独占的に供給される形を変えようとしています。
電気料金や、電力市場は変化していくことになるでしょう。

新電力をお探しなら新電力.com