調整電源とは?電力安定供給のしくみ

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調整電源とは

電源調整タイトルを見て、なんのこっちゃと思った方は多いはず。
それはそうですね。電源といえば、コンセントくらいしか頭に思い浮かびません。
でも、電気の世界は日夜進化し、私たちに対し、新しいサービスを追及してくれます。

21世紀に入り、私たちを取り巻く電気環境は変わってきています。
それは決して日本だけではありません。
むしろ日本は電気産業の後進国と言えるでしょう。

みなさんは電気の小売自由化が2016年に始まるって知っていますか?
今回はそんな新電力の取り組みについてのお話です。

2005年より、大口の需要家に対する電気の小売が自由化されました。
これはどういうことでしょうか?

簡単言えば、既存の電力の供給会社である一般電気事業者(東京電力や関西電力など)
から電気を購入するのではなく、特定規模電気事業者(新電力事業者)から購入する。
この仕組みを新電力事業といいます。

この制度により、従来は1社独占だった電気産業を活性化させ、新しいサービスの創出。
そして摩擦を生み出して料金を値下げさせるという考えがあります。
事実、新電力の企業の参入により、年間で8~10%ほどの電力が削減できるのだといいます。

さて、新電力に関して、簡単におさらいをしたところで、今回のテーマをみていきましょう。
調整電力とは一体どのような意味を持つのでしょうか??

【調整電力】
 
電気供給には不足のトラブルがあります。
例えば、電力供給の不可の変動。あるいは、発電所の予期せぬトラブル。
色々ありますね。そんなトラブルを受けて、いつも停電しているようではいけません。

全体の供給と需要のバランスを維持するために、必要な電源を整備する必要あるのです。
この際の必要な電源。これを【調整電力】と言います。

さらにコレを細かく砕いてみていくと、3つの柱に分けることができます。

(1)エネルギー取引
(2)インバランス取引
(3)アンシラリー取引

ではこれら3つの取引内容についてみて行きましょう~

エネルギー取引ってどんなものなの?

これは通常の卸売電力のことを差し、特定のスケジュールに応じた発電の売買をします。
日本では2004年に設立された【卸売電力取引所(JPEX)】がその中核を担っているのです。
 
この取引所を通して、エネルギーの需要と供給のバランスを取ります。
新電力の会社にはいくつかの業態があり、実質的に電力を作り、販売している企業と、
需要家に向けて電力を販売するのではなく、大手の電気事業者に電力を販売する卸業者の2つが
存在しているのです。そして、その中間作業を担うのがJPEXの役目です。
中心に入り、電力を買い、そして販売をします。
この流れを一般的にエネルギー取引というのです。

インバランス取引について教えて!

インバランスというのは、需給の差を調整するという意味を持ちます。
電力といのは、その商品の性質上、刻一刻と需要と供給のバランスが変わります。
これを瞬時に見抜き、コントロールを行い、マッチングさせる必要があるのです。

具体的な最終調整は、電力会社が行っています。
このため、電力業者に参入している会社はすべて、自身の需給不一致応じたインバランス料金、
つまり、調整してもらうための料金を支払っているのが現状。

このような取り組みや規則があるので、私たちの電力業界では、
安心で・安全の電力の取引ができるのです。

アンシラリー取引とは何?

最後の柱はアンシラリー取引。
コレは英語の(Ancillary)=[補助的な]、[付属の]という意味が含まれています。
一体どのような取引や機能のことを差すのでしょうか?

簡単に言えば、電力の安定運用に必要な機能をいいます。
電力業界でのアンシラリーサービスのは電力の品質を維持するために、
電力系統運用者が日々調整を行う、電力ビジネスにとって非常に有効で重要な取引の1つです。

これらの取引を疎かにすることはできません。
周波数や電圧が変動することで、照明が明滅したり、工場では適切な作業が行えず、
商品にムラが発生するなどの弊害が起きます。

日本よりも欧米の地域では活動が進み、よりサービスや取引の内容を細かく分類しています。
わが国でも、それらに習い、早急の対策が進められているのです。

 
 

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