新電力シェア50%エネットは何がお得?

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新しいサービス:エネットのEnneSmart

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 まず、今日焦点を当てるのは、2013年度に47つの新電力会社中、約50%のシェアを誇る株式会社エネット(以下エネット)です。このエネットは魅力的なサービスを提供しているのです。
 名前は『法人向けデマンドレスポンスサービス「EnneSmart(エネスマート)」』です。このサービスは、昼の間の時間帯などの電気が不足する時間帯に節電すると、電気料金が割引になるサービスです。節電する時間帯が限定されることが無理のない節電に繋がります。

 このEnneSmartは2012年7月より関東と関西に限定をして開始されたサービスであったのが、2013年7月1日から全国で展開していくこととなり、それによってこれまで数十のビルで提供していたサービスを全国に広げる形としたのです。ちなみに対象がありまして、500kW以上の契約電力を購入する法人が対象となります。

EnneSmartの詳細について

 EnneSmartのサービスの基本は次の通りです。下図を参照しながら読んでみましょう。
 まず、翌日に電力需給がひっ迫して、節電をして欲しいかどうかをエネットが予測します。もしも節電が必要であれば、お客さんの就業時間のあいだに節電の要請を伝えます。この節電要請とは、指定した特定の時間帯において、お客さんごとに定めた消費電力量が基準値以下になるよう節電して欲しい、という依頼です。ただし、その基準値からどの程度節電しなければいけないかという具体的な要請ではなく、節電量はお客さんの判断に任されています。

 下図にあるリベート(支払い代金の一部分などを支払人に戻すこと)は節電に対するインセンティブ(報奨)です。当月の電気の料金を節電した量に応じて割り引くという、とても分かりやすい動機付けです。また、契約上は当日の午前中にひっ迫の事態が予測することができた際に、当日の午後から節電を要請する場合もあり得るとのことです。

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図 デマンドレスポンスサービスの基本的な流れ

EnneSmartには2種類のサービスがある

 EnneSmartには細かな点で違う2種類のサービスがあります。『レスポンス』と『レスポンスLight』です。『レスポンス』は大方の節電の要請に応えられるようなお客さんに向けたサービスであって『レスポンスLight』よりもリベートの額が大きくなります。

 しかし『レスポンス』では基準値以下に抑え込む節電に失敗した場合に一種の「ペナルティ」があります。基準値を上回ってしまった量を、月内で基準値以下の節電が成功した量と合算して計算するのです。けれども、ペナルティといっても、合算した値が節電した値にならなかった場合でも割り増し料金が請求されることはありません。

 一方『レスポンスLight』では基準値以下の節電に失敗した日の数値は全く考慮に入らないのです。よって特定の時間帯には節電要請はどうしてもできないという企業に向いたサービスです。

見える化サービス『いんふぉエネット』で支援

 そもそもエネットは電力の供給先となるお客さんに対して「いんふぉエネット」サービスを提供しています。これは見える化サービスの一種であって、30分ごとの実績使用電力をWebブラウザから閲覧できるというサービスです。今回の『レスポンス』や『レスポンスLight』では、いんふぉエネットの画面をお客さんの管理者などが閲覧し、節電ができているかどうか、その場で分かるようにしたのです。節電の規模が不足していた場合、お客さん側ですぐに対応が可能になります。

エネットの他のデマンドレスポンスサービス

 エネットは今回のEnneSmart以外にもデマンドレスポンスサービスを限定的に提供しています。例えば、マンション向けの「EnneVision」や、顧客側のガスコージェネレーション(自家発電)を利用した「Smart Saving Power」です。「現在はEnneSmartとこれらのサービスを統合するスケジュールが見えていないものの、最終的にはネガワット市場として融合していくと考えている」とエネットは語ります。

まとめ

 いかがでしたか?新電力大手のエネットは必要時に節電したら電気料金を安くする、という非常に分かりやすく、魅力的なサービスを展開していますね。

電力自由化を目前に新電力業界も競争が激しくなっており、新しいサービスが次々と生まれています。
価格の違いのみでなく、商品を利用すれば電気料金が割引されるといったプランまであります。
電気の使用量や、用途にあわせた最適な電力会社を比較し選ぶことが、電力削減への近道です。

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