ピークカットで電気料金削減

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peakcut 「ピークカット」とは、電力需要と呼ばれる、特定の時間に電力の消費が集中する可能性がある電力の使用量のうちのピーク(頂点)を低く抑えることです。
 この特定の時間とは、暑い夏や寒い冬といったエアコンを使う時期のことで、一日のうちでは夏場は日中、冬場は日の入りにあたります。
 この時期と時間において、電力の使用を抑えるのです。
 もし電力の消費が集中している時に、更に消費量が増えると停電になってしまいます。ですので、ピークカットは停電を防ぐために「電力のピーク時に、電力をカットする」という方式で行われます。

 さて、電力使用の抑制のためにどうするかについては、省エネルギー機器を用いることなどによって、文字通り電力の使用を控えるといった方法や、太陽光発電システムといった再生可能エネルギー設備を用いる方法によって行います。
 これらの方法を事例によって具体的に説明します。

ピークカットで電気料金削減!?

 ピークカットは電気料金のコストカットにも繋がります。
電気料金は1年の最大使用量を基準として、決められています。例えば春の過ごしやすい時期であっても、夏場に冷房をかけている時と同じ料金がかけられるのです。
つまり、夏場や冬場に使用量の増える電気量のピークを抑えることで、年間電気料金を引き下げることができるのです。

しかし、ただ我慢するだけではストレスの元になってしまい長続きしません。そこで一般の方はどのようにしているか、特に夏の間に家庭内と会社内ではどうしているかの事例をご紹介します。
◆家庭内

 ・エアコンの節電のために、扇風機を上手く利用したり、緑のカーテンである植物を活用する
 ・午前中に電気を使った家事を済ませておく
 ・午後に電気を使いたいときは夕方ぐらいからにする
 ・小型のテレビを見たり、冷蔵庫の冷却設定を強すぎないようにして、節電に励む
 ・冷蔵庫に保存することで、その他の電気を使わないようにする
 ・使わない照明を消したり、出勤中のトイレの暖房便座をオフにする
 ・日中は人が集まる外の施設で過ごす

◆会社内

 ・クールビズや緑のカーテンで空調温度を28℃にする
 ・普段使わない部屋は徹底して消灯する
 ・廊下や階段といった通路は半分程度消灯する
 ・窓ガラスに遮熱フィルムを貼る
 ・電気で沸かす機器は朝のみの使用にしたり、電源をオフにしておく
 ・エレベーターの使用を控えたり、間引き運転などにする
 ・パソコンを省エネモードにする
 ・プリンターの半分を電源オフにする
 ・自動販売機の冷却停止時間を延長する

補助発電機

 また、電気使用量の多い大規模な工場などでは、自前の発電機を保有しており、使用量のピークになる時間帯に補助的に運転することで、電力会社からの送電量を抑えることができます。
近年では太陽光発電パネルの性能が上がり、導入コストも下がってきているため、家屋の屋根や屋上スペースに設置する事例も多くみられます。
一般家庭への導入も進んでおり、今後再生可能エネルギーを活用した補助発電機は一般化されていくでしょう。

電力プランの見直し

「節電」をいくらしても限界というものがあるのは否定できません。
電気料金のプランが最適であるか定期的に見直しすることは重要です。

日本では1995年から電力自由化が始まり、当初は大型需要のみに解放されていましたが、徐々に制約が緩和され、2016年には一般家庭を含むすべての消費者が自由に電力会社と電気プランを選択できるようになります。

現在、この電力完全自由化に向けて電力業界には新規電気事業者(pps)が増加しており、サービスと価格面の競争が激化しています。
大手企業や自治体ではすでに新電力への切り替えに動いており、神奈川県の事例では、学校や警察庁などの県営施設を新電力事業者へ切り替えた結果、東電の提案した料金より約3億4000万円の削減に成功しました。

電力自由化は全国どの電力会社とも自由に契約できることが特徴であり、これらの新電力会社への注目が集まっています。

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